EPISODE.03 Python|HIT&RUN 仕事紹介|株式会社ヒューマン インタラクティブ テクノロジー採用サイト

EPISODE.03 Python

リスクを負って、未来に賭ける。
Pythonフレームワークで、HITブランドを。

“Python”とは、プログラミング言語のひとつ。
IoTやAIなど新たなテクノロジーの時代、スタンダードになりそうな兆しを見せている。
しかし日本では、“Python”に詳しい企業はまだ少ない。
HITのテクニカルコンストラクターグループ(TCG)では、
“Python”をフレームワーク化して、新たなブランドを築こうとしている。

あのメジャーSNSも“Python”で
出来ている。

“Python”という言語をご存じですか。オープンなプログラミング言語で、アメリカでは学校教育などにも使われています。C言語などに比べてコードがシンプルで扱いやすく、IoTやAI,ビッグデータなど高度で複雑な計算を要するケースでもお墨付きの言語です。アメリカのメジャーSNSやポータルサイトなども、実は“Python”で開発されています。さらに、企業向けシステムの開発で良く使われる言語とも連携しやすく、たとえば基幹システムをいじらずにモバイル化する場合などにも最適。しかし日本ではいまだ“Python”を使って開発できる会社は少ないのが実情。私が“Python”と出会った数年前だと、ほとんどありませんでした。

やったことないけど、
「やりましょう」。

そもそものきっかけは、お取引がある大手重工メーカー様からの問い合わせ。「勤怠管理や経費精算などの承認機能を、オフィスのPCだけでなく、外出先でも出来るようにモバイル化したい。せっかくだから“Python”を使いたい」ということでした。“Python”は聞いたことがあっても、社内には詳しい人間などいない。弱ったなあ、と。でも、この機会に“Python”をマスターできれば、今後のHITのためになる。ここは勝負するべき。そう信じて、「やりましょう」と言ってしまった(笑)。当時、日本でほぼ唯一と呼べる“Python”専門の開発会社をパートナーに迎え、お客様の業務フローに詳しい私たちがモバイル化への全体プランを描きながら進めていきました。その過程で私たちも“Python”のイロハを習得しながら、お客様のオーダーを実現化することができました。

リスクを負ってでも
追いかけた2つの理由。

失敗すれば大きな痛手なのに、リスクを負ってでも“Python”でやった理由。それは、HITイズムでもある「変化の兆しを見逃さない」という考え方があったから。ポイントは2つ。1つは、今回のような「オフィスワークを前提として創られた業務システムを、外でも実行できるようモバイル化する(エンタープライズモバイルシステム)」といったニーズが急激に増えてくるだろうと。その際に“Python”で開発できれば、コストも期間もずいぶんと省力化できるので、絶対に強みになると考えました。そしてもう一つ。冒頭でも説明したように、IoTやAIなど、これから主流となるテクノロジーに親和性が高いからです。まあ、まじめに語りましたが、根っこは自分が「新しいことをやりたかった」から。どうせなら、まだやってないことをやりたいじゃないですか。

誰もやってないから、
HITブランドになる。

この案件を皮切りに、いくつかの開発経験を積み重ねながら、“Python”フレームワーク化を進めています。つまり、HITオリジナルで「“Python”を使ったエンタープライズモバイルシステムの基本形」をつくって、お客様に提案していこうというわけです。きっとニーズは多いと思う。そしてゆくゆくは「“Python”ならHIT」というブランドを確立したい。ただ、何がなんでも“Python”を提案しようとは思いません。金融系などシビアなオーダーなら“JAVA”や“.NET”、コスト重視なら“Python”、というふうに、お客様の課題解決に何が最適かを考えることが何よりも大事。その手段のひとつとして、“Python”という武器を磨いていきたいと思っています。

PROFILE
  • 吉田雅樹

    ソフトウェアデザイングループ
    グループリーダー

    吉田雅樹/1995年入社

    新しいものや難しいものが、大好物。入社して間もない、まだインターネットが普及し始めた頃に、「ネットで見れる美術館」というしくみを美術館に提案。途中で暗礁に乗り上げ、頓挫する。被害総額はヒミツ。